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こんにちは、教室長の大森です。
「うちの子、机には向かっているのに成績が上がらないんです…」
そんなお悩みを持つ保護者の方は多いでしょう。
でも実は、勉強時間の長さよりも、“集中力の使い方”こそが、成績を大きく左右しているのです。
成績が伸びる子は、限られた時間の中でも「集中の質」を最大化しています。
一方で、成績が停滞している子は、「長時間ダラダラと“見せかけの勉強”」をしていることが少なくありません。
この記事では、なぜ集中力の使い方が成績に直結するのかを明らかにし、
今日から実践できる家庭での工夫や声かけ、
そして集中力の伸ばし方をご紹介します。
なぜ「集中時間」ではなく「集中の使い方」が重要なのか?
1. 見せかけの集中が成績を下げる
勉強しているように見えても、実際には集中していない——。
これは多くの家庭で起きている“誤解”です。
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スマホをそばに置きながらの学習
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途中で何度も水を飲みに立つ
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ノートは取っているが、内容は頭に入っていない
これらは、集中力が分断されている典型的なパターンです。
スタンフォード大学の研究では、マルチタスク(ながら作業)をしている学生は、
集中力・記憶力・判断力すべてにおいて低下が見られたというデータもあります。
つまり「2時間勉強した」という事実より、「その2時間にどれだけ深く集中できていたか」が重要なのです。
2. 「脳が切り替わる時間」はバカにできない
「通知を見てすぐ戻ったから大丈夫」と思っていませんか?
実は、脳が一度別のタスク(例:スマホ通知)に反応すると、
再び元の作業に集中するまでに平均23分かかるという報告もあります
(グロリア・マーク教授/カリフォルニア大学)。
集中のスイッチは“物理的”ではなく“心理的”なのです。
だからこそ、最初から「集中が保てる環境」や「集中しやすい課題選び」が、成績を左右するわけです。
成績が伸びる子が実践している「集中の使い方」3選
1. ポモドーロ・テクニック:25分集中+5分休憩
「ずっとやる」のではなく、「集中を区切って使う」のが鍵。
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25分だけ、タイマーを使って集中
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5分間は立ち歩いたり軽いストレッチ
これを4セット繰り返すと、集中力の回復・維持がしやすくなります。
特に小学生〜中学生においては、集中の持続時間が20〜30分程度であるため、
ポモドーロ法は科学的にも合理的です。
2. 「何をするか」を宣言する(アウトカム宣言)
勉強に入る前に、
「これから漢字ドリル2ページやります」
「英単語を10個、覚えてテストする」
と“目標”を言語化することで、脳が「目的モード」に切り替わります。
これはスポーツ選手のルーティンにも似ており、脳科学的にも集中力のスイッチを入れる方法として有効です。
3. 時間帯で学習内容を分ける
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午前中や放課後すぐ:論理的思考が必要な教科(算数・英語の文法など)
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夕方以降:暗記系や音読、手を動かす作業(漢字練習・計算)
脳の“使いやすい時間帯”に合った学習設計をすることで、同じ30分でも吸収率が全く違う結果になります。
集中力を活かすために必要な「心・技・体」のバランス
私たちが何かに本気で取り組み、成果を出すためには「心・技・体」のバランスが不可欠です。
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技=学習法や環境の整備(本記事の前半で紹介)
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体=生活習慣、姿勢、健康(睡眠・食事)
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心=目標設定、モチベーション、やり抜く力
この「心」の部分が抜けていると、いくら良い勉強法や環境が整っていても、子どもは“やらされている感覚”から抜け出せません。
「目標」がある子は集中に意味を見出せる
例えば、
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「次のテストで5点アップしたい」
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「算数を苦手科目から普通に戻したい」
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「このプリントを全部終わらせて自信をつけたい」
といった“自分なりの目標”を持っている子どもは、集中することの意味を理解しています。
このような目標は、
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親との対話
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過去の成功体験の振り返り
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周囲との自然な比較(前回の自分との比較)
から生まれます。
だからこそ、目標を“押し付ける”のではなく、子ども自身が“言葉にする”機会をつくることが大切なのです。
家庭でできる!集中力と目標を育てる親の関わり方
1. 「まだやってないの?」ではなく「今、どこまで進んだ?」
進捗を確認する声かけは、子どもにとって「自分の努力を見てもらっている」と感じさせるチャンスです。
否定ではなく観察。「やっていることを信じる声かけ」で集中は続きやすくなります。
2. 「集中してるね!」と具体的な行動を認める
「姿勢がいいね」
「今すごく静かに考えてたね」
「今、一気にプリント終わらせたね」
といった具体的な観察を元にした声かけは、
子ども自身が“集中できている自分”を意識するきっかけになります。
3. 「目標、何にしようか?」と一緒に考える
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「今日はどこまで終わったら気持ちいいかな?」
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「今回、何点を目指したい?」
こうした問いかけは、子どもの“心”に火を灯す一言になります。
集中力は「自己肯定感」とセットで育つ
見逃されがちですが、集中力を高める土台には「自分への信頼感」があります。
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「自分ならできる」
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「やってみたい」
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「頑張ってみよう」
これらの気持ちは、日々の小さな成功体験から育ちます。
✅ 勉強内容の理解より、「やり切った!」という感覚
✅ 成績より、「昨日より集中できた!」という実感
こうした積み重ねが、結果として成績アップにもつながります。
ベスタ武蔵野教室の取り組み:集中力も“育てる力”のひとつ
私たち個別指導ベスタでは、子どもの性格に合わせて
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子ども一人ひとりに合った「集中の切り口」
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学習前のルーティン化(やること宣言、軽い整理)
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25分学習+5分レビュー+講師コメントのサイクル
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子どもと一緒に立てる「小さな目標」
といった方法で、子どもの状況を見ながら優先度合いを確認し、
学力とともに集中力や学習習慣そのものを育てる指導を行っています。
「うちの子、やる気はあるのに成果が出ない…」
「集中できる時間が短くて、成績が安定しない」
そんな方は、ぜひ一度無料カウンセリングをご活用ください。
お子さんの特性に合った“集中力の使い方”を、一緒に見つけていきましょう。
まとめ:成績を上げるなら、まず“集中の質”と“心のエンジン”を見直そう
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勉強時間が長くても、集中できていなければ効果は薄い
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成績が伸びる子は、「どう集中を使うか」を知っている
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親の声かけ・家庭習慣・時間帯の工夫で、集中力は育つ
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そしてその集中力は「目標」という“心のエンジン”が支えている
勉強がただの“作業”にならないように、
「目的」と「達成感」のある時間をつくってあげましょう。
今この秋から、“集中の使い方”と“目標の育て方”を見直してみませんか?
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