実は逆効果!? 子供のやる気を奪う親の口ぐせ


「やる気がない子」なんて本当にいるの?

「何度言っても動かない」 「やる気が感じられない」 「勉強しなさいと言っても反応が薄い」

子育てをしていると、そんな悩みを感じる場面は少なくないでしょう。 でも、子供のやる気が“本当にない”のでしょうか?

実は、子供はやる気がないのではなく、「やる気を出せない状態」にあることがほとんどです。特に、親の何気ない「口ぐせ」が、無意識のうちにやる気を削いでしまっていることがあります。

この記事では、子供のやる気を奪うNGワードとその代わりに使いたい声かけ、そして親として意識したい考え方を、具体的な例や喩えを交えてお伝えします。


1. 「早くしなさい!」がもたらす“反発心”

どこの家庭でもよく聞かれる定番ワードですが、 「早く!」という言葉は、まるで子供のペースを無視する“指令”のように響きます。

 

大人で例えるなら… 出社してすぐに上司から「早く終わらせて!」と言われたら、やる気が出るどころか、焦ってミスしたり、モチベーションが下がったりしませんか?

 

▶代わりにこう言おう: 「あと何分で出かけるから、それまでに終わる方法を一緒に考えようか?」

子供にとって“自分で考える余白”を残してあげることが大切です。


2. 「なんでこんなこともできないの?」という“否定の刃”

この言葉は、子供の心に深く突き刺さります。

一見“叱咤激励”のように見えて、実は自己肯定感を真っ向から否定する言葉です。

まるで 「できて当然なのに、あなたはそれすらできないんだよ」 と突きつけられているようなもの。

 

▶代わりにこう言おう: 「ここまではちゃんとできてたよね。次はどうすればうまくいくかな?」

 

努力した部分を認めた上で、次へのステップを一緒に考える。 それがやる気につながります。


3. 「お兄ちゃんはできたのに…」の“比較地雷”

兄弟姉妹間の比較、知人の子供との比較、「私が子供の頃は・・」と自分との比較、ついやってしまいがちですよね。

でもこれ、親が思っている以上に子供にダメージを与えるんです。

 

比較は、「自分は劣っている」「愛されていない」という思いにつながりやすくなります。

 

▶代わりにこう言おう:

「あなたのペースで大丈夫。一緒に工夫していこう」

他人と比較をしても子供は伸びません。

子供は“比較”よりも“信頼”で育ちます。


4. 「いいからやりなさい!」は思考停止スイッチ

この言葉は、指示命令として最上級です。理由も意味も説明しない命令は、子供に「なぜ勉強しなければならないか」を考える機会を奪います。

勉強する意味が分からないのに、言われたから仕方なくやる
—— これでは「やる気」が湧くはずがありません。

▶代わりにこう言おう: 「やるの面倒に感じるよね。でも、終わった後に◯◯できるって思うと、ちょっと頑張れないかな?」

共感→目的提示→選択肢提示の流れが効果的です。


5. 「そんなの無理に決まってる」=挑戦の芽を摘む言葉

子供が夢や目標を語ったときに、つい現実的な反応をしてしまう。

たとえば「プロ野球選手になりたい!」に対して 「無理だから、現実を見なさい」

これは、子供にとっては**「あなたには可能性がない」と言われたように聞こえる**のです。

▶代わりにこう言おう: 「そうなんだ!すごい目標だね。その夢に向けて今できることは何だと思う?」

夢を否定するのではなく、“どうすれば近づけるか”という視点を与えることが、やる気につながります。


まとめ:子供のやる気は「言葉の選び方」で育つ

親の言葉は、子供の心の“鏡”です。 何気ないひと言が、やる気の火を灯すこともあれば、逆に消してしまうこともあります。

子育ては「完璧」じゃなくていいんです。 大切なのは、「ちょっとした気づき」と「小さな変化」。

今日からぜひ、“口ぐせ”を見直してみてください。

 

子どものやる気は、親のまなざしと声かけの中で、少しずつ育っていきます。


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