子どもに言うことを聞かせたい? まず親の考え方を変えることが大切です

「なぜ子どもは言うことを聞かないの?」
そう感じたことがある保護者の方は多いのではないでしょうか。
子供の成長を願うあまり、つい感情的になってしまう
…そんな経験は誰にでもあります。

 

 

でも、子どもが親の言うことを聞かない本当の理由は、
子どもではなく、実は“親の側”にあるかもしれません。


子どもが言うことを聞かない本当の原因とは?

親がイライラする背景には、「思い通りに動かない子どもをどう変えようか」と考える姿勢があります。
しかし、子どもはそもそも自分の行動が「問題」だと感じていない場合が多いのです。
自分の問題と感じていなかったり、必要だと感じていなければ、当然響きません。また人文の処理能力を超えたものになっていたり、注意する際の大人側の声の音量が大きくて、ただうるさい音のように聞こえていることもあります。

 いずれの場合も、子供が自分のこととして考えられなかったりなど、子供の心に親の考えている本質が伝わっていないためというものが大きいのです。

もちろんそれ以外の要因もケースによってはあります。

親の考え方が子供の考え方についていけないケースや、子供が言葉の意味を理解できないケースや、思春期独特の子供自身の成長を親が認めないケースもあるでしょう。

 

つまり、子供が言うことを聞かない問題の本質は「親の考え方と伝え方」にあるのです。

これは別に子供だけでなく、上司や部下の関係、夫婦関係でも同じことが言えます。


親の考え方が伝わり、子育てがうまくいく5ステップの循環

「子どもを変えたい」と思ったとき、実は最初に変えるべきは“親の考え方”かもしれません。

親がものの見方を少し変えるだけで、驚くほど子どもの行動や親子関係に変化が現れます。
以下のような“良い循環”が生まれてくるのです。

  • ステップ1:親の考え方が変わる

    → 子どもの見方が変わり、期待や捉え方が前向きに

     

    親が「言うことを聞かせる」から「育てる」へと視点を変えることで、子どもの行動の意味を理解しやすくなります。

  • ステップ2:親の感情が落ち着く

    → 自分も子どもも、冷静に客観視できるように

     

    感情が穏やかになると、怒る・責めるではなく、観察し受け止める姿勢が自然と身につきます。

  • ステップ3:子どもへの接し方が変わる

    → 指示や命令から、考える力を引き出す関わりへ

     

    「やらせる」ではなく「どうしたら自分で動けるか」に焦点を当てた声かけや関わり方に変わります。

  • ステップ4:子どもの反応と行動が変わる

    → 判断力・自己肯定感・責任感が育ち始める

     

    親の姿勢の変化により、子どもも安心して自分で考え、行動する力を少しずつ身につけていきます。

  • ステップ5:親子関係が良好になり、気持ちが楽になる

    → 親としての成長も実感できるようになる

     

    親も「ちゃんと育てられている」という実感を持ちやすくなり、子育てがもっと前向きで充実したものに変わります。

 


子育ての第一歩は「親の考え方を整えること」から

この5つのステップはすべて、「親の考え方が変わること」から始まります。
そこが整うことで、子どもの変化も、家庭の雰囲気も、大きく前進していきます。

  

 

「何を言うか」ではなく「どう見ているか」。
今日からぜひ、意識してみてください。


「今、この瞬間の子ども」を大切にするという視点

子どもは日々、目まぐるしく成長しています。
10歳の今日の姿は、もう二度と戻ってきません。
1年後、いや数ヶ月後には、考え方も感じ方も、表情も変わっていくのが子どもです。

だからこそ、大切なのは“今”この瞬間に目を向けること。
「もっとこうなってほしい」「早く変わってほしい」と未来ばかり見ていると、目の前のわが子の小さな変化や努力を見逃してしまいます。

 

今の子どもを見つめることで、親自身の心にもゆとりが生まれます。
その結果、自然と声かけや接し方が優しくなり、子どもの反応も変わっていくのです。


子育ては「選択の連続」:現状維持か、変化への一歩か

「今のままでいいのかも…」「でも変えたい…」
そう思い悩む方も多いでしょう。それでも、子育てには毎日“選択”があります。

  • 忙しさに流されて、つい感情的に叱ってしまうか

  • 少しだけ立ち止まって、「なぜうまくいかないのか」を見つめるか

どちらも親の自由な選択です。

ただし、今のままの関わりを続けていくと、次第に子どもは自己肯定感を失ったり、反発的になったりしていくかもしれません。

 

反対に、考え方を少しでも柔軟にすることで、子どもの笑顔や安心感、そして親自身の気持ちの軽さを手に入れることができるのです。


子どもの未来は、親の“見方”で変わる

子どもを一番近くで見ているのは親。
そして、子どもの良さを一番早く気づいてあげられるのも、また親です。

子どもの価値観、行動の基準、言葉の使い方…
すべては、日々の家庭での関わりから育まれます。

ですから、親の見方や声かけを変えることは、
そのまま子どもの未来を育てていることと同じです。

「どうしてできないの?」ではなく、
「どうすればできるようになるだろう?」という問いかけへ。

 

「なんで言うことを聞かないの?」ではなく、
「どんな風に感じているのかな?」という想像へ。

 


ご相談はお気軽にどうぞ

個別指導ベスタでは、学習面のサポートだけでなく、親子関係の改善や子どもの自己肯定感アップにも力を入れています。

「子どもとどう関わればいいか分からない」
「最近、子どものことでモヤモヤしている」
そんな時こそ、ぜひ一度ご相談ください。

親が変わることで、子どもも変わる。
その一歩を、私たちが一緒にサポートします。

 


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