教室長・大森賢治郎とのトップインタビュー

はじめに

本日、インタビューするのは、今まで多くの子供たちの学習指導と成長を支えてきた塾教室長、大森賢治郎さんです。

小学校時代からの苦手を乗り越え、理科の教師を目指した夢、そしてその情熱を現在の塾運営に活かしています。
そんな大森さんの教育への取り組み、子供たちとの接し方、保護者様へのメッセージについて伺います。


トップインタビュー

インタビュアー: 本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます、大森先生。

先生が長年にわたり教育分野に情熱を注ぎ続けている背景には、どのような思いがあるのでしょうか?
また、その情熱が生まれた瞬間についても、ぜひお聞かせください。

大森賢治郎: こちらこそ、ありがとうございます。


私の教育への情熱は、実は小学生の頃に遡ります。

小さい頃から勉強自体は好きで、よく理科の図鑑などを買っては何度も読んだり、辞書を隅から隅まで読むなど一度興味を覚えるととことん頑張ってしまうタイプの子供でした。

 

そんな私でしたが、分数計算が履いてきた頃から勉強につまづき始めて、なかなか勉強に身が入らなかった時期がありました。

それでも理科だけは好きで、当時中学生だった姉の教科書などを読んで、小学生のうちに理科だけは中学生の学習範囲を終えたのですが、それでも分数の計算がわからないため、濃度の計算などはチンプンカンプンで、非常に悔しい嫌な単元になっていました。


中学生になって、剣道部に入り活動しましたが、相変わらず分数の計算に苦戦し続けていて、結果的に成績も伸び悩んでしまい、

結果的に部活動も辞めざるを得ませんでした。時間が空いてもその時間の使い方をどのようにしたらいいかわからず帰って勉強ができなくなるという負のスパイラルに陥ってしまいました。

 

こんな私でしたが、高校受験の勉強中に突然、分数の概念が理解できるようになりました。

それも「1割る2が2分の1なんだ、そしてそれが0.5なんだ」というものです。

そして「食塩水の中にどれだけの食塩が入っているかが割合という意味なんだ」ということもわかりました。

 

言葉にするとそんなこと?と思われるような極々単純なことなのですが、その時の感動は今でも覚えていますし、なかなか言葉では表せないものでした。


この経験から、「わかる楽しさ」や「学びの喜び」を多くの子どもたちに伝えたいと強く感じるようになり、それが私の教育への情熱の源泉となりました。


以来、科学系の雑誌、パソコンやAI関係の情報収集はもちろん、教育心理学や・学習指導方法、子育てや不登校の書籍などでの情報収集にも没頭するなど、常に新しい学びを求める姿勢を持ち続けています。

インタビュアー: そうしたご自身の体験が、教育者としての大森先生の根底に流れているのですね。

では、先生の教育方法において特に重要視されている点はありますか?

大森賢治郎: はい、一つは、子供たちの「自己発見の瞬間」を大切にすることです。
私は、子供たちが自ら考え、自らの力で問題を解決したときの達成感や喜びを重要視しています。
そのため、授業では単に知識を伝えるだけでなく、子供たちが自発的に学ぶことを促す環境を整えることに注力しています。
また、子供たち一人ひとりの個性や興味に合わせた指導を心がけており、それぞれの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

そのために、ただ教え込むのではなく、子供に発見させたり、わかったことを口頭で話させるなどで追認させたり、

わからないことを説明させることによって、目の前の問題を整理させる、ということを重要視しています。

もちろんそれには子供の性格を踏まえた接し方や話し方が重要になりますし、それは保護者様も知っておく必要があります。

 

そのため、子供の学習個性診断を行なって、子供の性格を知って日々の指導に生かすとともに、同じものを保護者様にも行なっていただき、自分の性格と子供の性格を比較してもらって、どういうことを家庭で注意するべきか評価するべきかをお伝えするようにしています。


インタビュアー: なるほど、学びの中でさまざまな発見をして、それを整理していく過程はとても大切なものですね。

子供の性格を客観的に把握するのもなかなか家庭だけで行うのは難しいので、非常に助かりますね。


それでは、子供たちの成長を支える上で、保護者様の子供に対する接し方や、保護者様との協力関係の構築も重要だと思いますが、その点についてはどのように取り組んでいますか?

大森賢治郎: 私は保護者様との連携は非常に重要だと考えています。
実際、保護者様がお子様の学習や成長に関心を持ち、サポートすることが、子供たちのモチベーションや自信に大きく影響します。

また親の価値観は、少なからず子供にも影響を及ぼします。それは親が良い・悪いと考えてそれを子供に伝えることで子供の価値観や判断力が作られていくので、今目の前で困っていることがあるということは、親の接し方の改善や協力体制が大変重要になります。


特に自己肯定感や自己有用感などは人格形成はもちろん学力や学習意欲を持ち続けるために大変重要なものだと考えています。


そのため、私は保護者様と面談をする際にはそうしたお話をさせていただき、お子様の学力向上と成績向上のために一体何がそもそも必要なのかをお伝えし、家庭での教育方法や子育ての悩みについて一緒に考える機会を設けています。

また、保護者様自身が自己肯定感を高め、学び、成長することで、その姿勢がお子様に良い影響を与えると信じています。


インタビュアー: 確かに保護者様の子供に対する接し方は非常に重要になりそうですね。

先生のこれまでの取り組みも素晴らしいですが、今後の展望についても教えていただけますか?

大森賢治郎: 今後は、目の前の子供達の指導をしていくのはもちろんですが、保護者様自身が親として、そして個人として成長できるような機会をさらに提供していきたいと考えています。
忙しい中でも、お子さんをサポートするだけでなく、自らが学び、成長することで、家族全体の笑顔が増えるような環境を作りたいと思っています。
具体的には、親向けのセミナーを設け、さらにオンラインでの学習プログラムを作成して、保護者様がいつでもどこでも学べるようなサポート体制を整えていきたいです。
保護者様の学びが、お子様への良い影響につながり、家庭全体がより豊かになることを目指しています。

インタビュアー: 保護者様と子供たちの双方が成長できるような支援を展開するとは、本当に画期的な取り組みですね。
先生の熱心な取り組みが、多くの家庭にとって大きな支えとなっていることでしょう。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。これからの活動にも期待しています!

大森賢治郎: こちらこそ、このような機会をいただき、感謝しています。
これからも子供たちとその家族のために、最善を尽くしていきますので、応援よろしくお願いします。


教室長プロフィール

資格及び略歴

 

個別指導ベスタ武蔵野教室 教室長・オーナー・講師

 

一般社団法人未来民間教育

 武蔵野西久保学習センター センター長

 

 教育心理カウンセラー1級

 高等学校教諭一種免許(工業・理科)

 

 略歴

東京都葛飾区生まれ。横浜国立大学工学部卒業後、明光義塾の教室長補佐をする傍ら科目等履修生として関東学院大学にも通学。

高等学校教諭一種免許(理科)を習得

横浜の工場で4年9ヶ月現場作業(メッキ、梱包、出荷他)と事務作業(製造工程管理)も経験しました。

 

明光義塾では4教室の教室長を歴任。教務リーダーとして、他教室の教室の教室長の指導、育成にも携わりました。

 

その後スクールIEに入社、退職し、とある縁で知り合った方と

共同経営という形で、

個別指導エクセルシア武蔵野西久保教室を開設しました。

 

2016年に不登校の子供向けの学習センターを同教室内に開設し、

2017年 教育心理カウンセラー1級を習得しました。

 

自分の行いたい指導方針で運営するため、

2021年4月に個別指導ベスタ武蔵野教室と改名し、

2022年から完全に教室オーナーとして独立し、現在に至ります。

 

個別指導の教室長として、これまでにのべ3000名以上の生徒・保護者の学習指導及び学習カウンセリングを行ってきました。


得意分野


得意分野

・学習指導全般(主要5教科)全学年

・学習状況分析

・性格分析と学習提案

 

得意なこと:

・子供が自分で分かったように導き、指導すること

・学校で使っているノートやテストから子供の学習状況や性格を分析し、
 そこからわかる問題点だけでなく、子供の良いところ、伸ばすべきところを見つけること

・個別授業も集団授業もどちらでも指導できます





座右の銘: 自分のベストを尽くせ Try My Best!



お子様の学力を上げたいと願う保護者の方へのメッセージ

はじめに

子育ては喜びも多い一方で、時には悩みや不安がつきものです。
私は、そのような保護者様の心の声に耳を傾け、共に歩むパートナーとしての役割を果たしていきます。

保護者様とお子様の共通の悩み

多くの保護者様がお子様の学習や行動について、「どうして理解してくれないの?」や「なぜ勉強ができないのか?」と悩まれます。
しかし、このような疑問はお子様自身も感じているものです。
お子様は保護者様を深く愛しており、その愛情は保護者様の不安や心配と同様に、お子様自身の感情にも影響を及ぼしています。

学力を上げ自立させるために必要なお子様への接し方

子供を成長させ、学力を上げ、自立を促すためには、お子様を十分甘えさせてあげること、その話を真摯に聞くことの大切さを、私は強調したいと思います。

ただし「甘やかす」のではなく、「甘えさせる」こと、そして、「話を聞く」のではなく、「お話を聞かせてもらう」ことが重要です。
時には、ぎゅっと抱きしめることで、お子様に安心感を与え、自立への大きな一歩を踏み出させてあげることができるからです。
子供は十分甘えるからこそ、自立し、一人で行動ができるようになるからです。

それは抱っこしていた赤ん坊が一人で歩きたくなるのと同じ現象です。

良い子のプレッシャー

保護者様がお子様に望む「良い子」であることのプレッシャーは、お子様が本来の自分を隠してしまう原因にもなり得ます。
子供はたとえ問題を抱えていても、良い子でいることで周囲から見過ごされがちです。
大人も同様に、表面上の平穏を保とうとすることで、本当の自分を見失ってしまうことがありますが、子供はなかなかわかりにくいものです。

サポートとエンパワメント

発達の遅れやその他の心配事については、専門家や医療機関への相談をお勧めしますが、私はその前段階として親身に相談に乗ります。多くの悩みは、現実には起こらないことが多いですが、不安感は容易に払拭されるものではありません。私は、そうした不安が大きくなる前に、一緒に解決策を探し、前向きな変化を促すお手伝いをします。

私の経験から

私自身、教育の現場での悩みや失敗を経験し、日々反省しながらも、子供たちや保護者様からの感謝の言葉に支えられ、今日に至ります。その経験を活かし、今では3000人以上の子供たちを指導してきた実績があります。その中にはさまざまな問題を抱えた子供達がいました。そうした子供達の成長を見てきたからこそわかることをお伝えしていければと考えていますし、学習支援にも生かしていきます。

終わりに

保護者様のお子様への深い愛情と、それに対する私たちの献身的なサポートで、保護者様がお子様との関係で直面するあらゆる課題に対して、理解と共感をもって寄り添います。お子様の学習に関する相談はもちろん、家族関係や育児の悩みにも、私たちと共に解決の糸口を見つけましょう。